片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「ねぇ、圭信。スカートなら、やっぱり膝上くらいが――」
「足を出すな」
「ええ?」
「君の美脚をほかの奴らに見せていた、今までのほうがおかしかったんだ。これからは、極力隠してくれ」

 彼は忌々しそうに唇を噛み締めながらそう宣言すると、私に対する独占力を爆発させた。
 圭信に愛されていると思えば嬉しくなることはあっても悪い気はしないため、苦笑いを浮かべて渋々頷く。

「次はこれだ」

 すると、すぐさま別の洋服が差し出された。
 私は再び試着室に引っ込むとそれに着替え、彼の前に姿を見せた。
 淡い水色を基調としたフリルつきカットソーに、紺色のスキニーパンツを合わせたコーディネートは夏の爽やかさを感じさせている。

「パンツスタイルも、いいな……」

 圭信はこちらの姿を上から下まで観察したあと、ぽつりと感想を述べる。
 パンツを着る習慣がなかったため、彼からしてみれば新しい私を垣間見えてご満悦というところだろうか。
 圭信の嬉しそうな姿が見れて、私も気分が高揚していくのを感じる。

「これは、普段着だよね? 挨拶に行く時の服も、見繕ってよ」
「ああ……。両家挨拶の際は……。これだな」
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