片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「たった1か月交際した程度で、何がわかるって?」
「交際期間は短くとも、愛奈さんを愛する気持ちは誰にも負けません」
「へぇ?」
「小学校で初めて出会った時から、21年間想い続けました」
「……小学校だって?」
「愛奈さんを幸せにできる男は、僕しかいません」

 圭信はお父さんの射殺すような視線にも受けて立ち、まったく怯む様子がない。
 いくら私と結婚したいからって、警察の偉い人に対してこんなに堂々と喧嘩売って、圭信は大丈夫なのだろうか……?

 ――私のせいで、仕事がやりづらくなったらどうしよう……。
 焦った私はついに黙っていられなくなり、大声で会話に割り込んだ。

「もう~っ! お父さん! 話聞いて! これ、委員長だから!」
「これが? あの時の、ガキだって?」

 私が声を荒らげれば、お父さんは大きな口をあんぐりと開けて、圭信を指差した。
 学生時代、父親と顔を合わせるたびに委員長から怒られたという話をしていた。
 そのため、どんな顔をしてるかまでは覚えていなくとも、印象には残ってたのだろう。

「嘘だ……。あり得ない……。あれから何年経ってると思ってんだよ……」
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