片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
 ――仕方ないなぁ。
 愛奈ちゃんが物わかりの悪い旦那様へ、わかりやすく説明してあげよう!
 そう考えた私は、いつも通りの口調で彼を誘う。

「だってさ。今日は初夜じゃん」
「な……」
「こういうことしか頭にない圭信なら、するかなって」
「帰宅してから、履き替えればいいだけだろう!」

 圭信は再び、顔を真っ赤にして怒り出してしまった。
 図星をつかれて恥ずかしいのを、隠すためかもしれない。
 ――かわいいところも、あるじゃん。
 気分をよくした私は、ピラリとスカートの裾を捲って下着を露出させた。

「てかさ。かわいくない? この下着」
「見せびらかさなくていい!」
「えー。なんで? 赤と黒だよ? 小悪魔って感じ」

 私の下半身を直視しないように、彼はすぐさま視線を逸らす。
 酔っ払っていれば、嬉々として襲いかかってきただろうに……。
 このままでは、作戦が失敗してしまう。
 それだけは嫌だと考えた私は、もっと大胆に誘おうと決意する。

「あ。そっか。圭信はこっちのほうが好きなんだっけ」
「な……っ」
「ねぇ、見てよこれ。ブラもお揃いなんだ~」
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