片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む

 両腕を顎に載せて眠ろうとしたら、圭信から待ったがかかった。
 このタイミングで声をかけてくるってことは、期待してもいいのだろうか? 
 ゆっくりと目を開いて彼の様子を覗おうとしたのだが、その姿がどこにも見当たらない。

「圭信?」

 きょろきょろとあたりを見渡していれば、背中に何かが乗っかってきた。
 その重さに耐えきれず、口からはカエルが潰されたような酷い声が出てしまう。

「ぐえっ」
「そのままでいい」

 彼は色気もへったくれのない悲鳴など気にした様子もなく、私の耳元で囁いた。
 しかも、耳たぶへ息を吹きかけるおまけつきだ。

「ちょ……っ。ゾワゾワすんだけど……!」

 うつ伏せになった私の上へ覆い被さると、そのまま首筋に顔を埋めて唇を寄せた。
 強く吸われるたびに初めて結ばれた時の感覚を思い出して、身体が小刻みに揺れる。

「また、跡つけてる……!」
「君には僕がいると、見せつけやらなければ……」
「そんなっ! いいから、もう……!」
「慌てるな。ここも、触れてやる」

 彼は耳たぶを甘噛みしながらそう宣言すると、背後から豊かな胸の膨らみへ両手を伸ばした。
 私の身体はあっと言う間に火照り、彼の指先によって蕩ける。
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