片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「わ……っ。デザートじゃない、しぃ……!」

 どうせ触るなら、どんな表情をしているか見せてほしいのに――。
 後ろから羽交い締めにされているせいで、圭信の顔がよく見えない。
 彼が後方から肩越しに顔を埋めて首筋へ噛みつくと、ビリビリとした快感に全身が打ち震える。

 ――また、キスマークをつけてる……っ。

 独占欲の強い圭信はまるでヴァンパイアのように、何度もここに口づけては痣をつける。
 血を吸うことはないけれど。
 ガブガブと吸いつかれるたびに、身体の奥底が彼を求めて疼く――。

「僕の指先から生み出される快楽に、抗うな」

 ――低い声で命令されたら、耐えられなかった。

 私はくたりと力を抜いて、彼の逞しい胸板へ背中を預けた。

「下着泥棒の件だが」

 圭信は私を屈服させ、満足したらしい。
 ブラジャーとショーツの中から手を引き抜き乱れた衣服を整えると、優しく髪を梳きながら思いもよらぬ話をしてきた。

「ん……っ。何……?」

 それは私の身体を弄んだあとに説明されるような内容では、明らかにない。
 思わず聞き返せば、彼はいつもと変わらぬ声音で告げる。

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