片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
 ――この想いはいつか、思い出に変わるはずだ。
 だから、この気持ちは胸の奥にずっと仕舞っておかなければいけなかったのに……。

「あんなことされたら、諦めきれないじゃん……」

 泣きそうになるのをぐっと押し殺し、勢いよく起き上がる。
 くよくよするなど、自分のキャラではない。
 落ち込むのは一瞬、いつだって前向きに。
 それが私のモットーだった。

 ――圭信が帰ってくるまで、探検でもしてよーっと。

 そう気持ちを切り替えると、家主がいないのをいいことに好き勝手歩き回ったのだった。
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