片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「ええ? そんな、釣れないこと言わずに……」
「君達のような、制服を纏っている間しか価値を見出だせぬ女性に興味はない」
「な……っ! 酷い!」
「せっかくあたし達が誘ってあげたのに!」
「おじさん、調子に乗らないでよね!」
圭信は女子高生達に通報されてもおかしくない言葉を浴びせると、彼女達の騒ぎ立てる声を無視して歩き出す。
その向かう先にいるのは――当然、私だった。
――え、どうしよう。このまま合流したら、女の子達の怒りの矛先がこっちに来るじゃん!
私は慌てて、その場から走り去ろうとしたのだが……。
「なぜ逃げる」
「ぐえっ」
彼に背中からすっぽりと抱きしめられるほうが、早かった。
「いや、だって……。圭信はピチピチJKからお誘いを受けていたし……。私みたいなおばさんより、お似合いかなって……」
「ああ言うのは、好みではない」
「え? でもさー。私だって学生時代は……」
「君だから、いいんだ」
「んん?」
「理解できないなら、それでも構わない」
私の身体の向きを強引にくるりと回転させると、彼は私の隣に並び立つ。