【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!


「はい、私の話はこれで終わり。 次は眞紀人くんの番だよ」

 眞紀人くんは「俺から先に言えば良かった……」と言っているけど、覚悟を決めたのか「菫花さん、俺……菫花さんとずっと一緒にいたいんだ」と私の手を握ってくれる。

「うん、私もだよ。……私も、ずっと眞紀人くんと一緒にいたいよ」

「だから……俺と結婚してほしい。 俺、菫花さんと家族になりたいんだ」

 こんなに真剣な眞紀人くんの表情を見て、断ることなんて私には当然あり得ないことだ。

「もちろん、家族になるよ。……この子もいるし、私と一緒に家族になろう」

「……ありがとう、菫花さん」

 眞紀人くんは嬉しそうに微笑んでいた。  

「いいタイミングだよ、子供も出来たし。……私、前からずっと好きな人の子供がほしかったから、嬉しいよ」
 
 一度結婚して失敗してしまった私だけど、今度こそ失敗しないって思ってる。 だって今度は、ステータスのために結婚する人じゃないから。
 ちゃんと私たちのことを愛してくれる、そんな人なんだから。 私が心から愛している、そんな人なんだ。

「菫花さん、愛してる」

「私も。……私も、あなたのことを愛してる」

 眞紀人くんは私のおでこにちゅっとキスを落とすと、「俺、子供のこともちゃんと守るから。 父さんみたいな、そんな父親になりたいし」と言ってくれた。

「……なれるよ。 眞紀人くんなら、素敵なパパになると思う。 眞紀人くんのお父さんみたいに、きっとなれるよ」

 眞紀人くんは私の手を握ると、「ありがとう、菫花さん」と嬉しそうに微笑む。  

「菫花さん、必ず幸せにします。 絶対に、二人を幸せにするから」 

「うん、期待してるね」

 やばい。私、今……幸せだ。
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