【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!
「俺さ、鮭のちゃんちゃん焼き、実は食べたいことないんだよね」
「え、そうなの?」
「いや、テレビでは見たことあるよ」
眞紀人に美味しいって言ってもらえるような鮭のちゃんちゃん焼きを作らないと……というプレッシャーが押し寄せるが、眞紀人ならきっと美味しいって言ってくれるはずだ。
「初めて食べる鮭のちゃんちゃん焼きが、私ので大丈夫かな。お店とかで食べたほうが美味しい気がするんだけど」
「大丈夫。俺はどの店の料理より、菫花の作る料理の方が美味しくて好きだし」
そう言われると、やっぱり嬉しい気持ちになり「ありがとう。頑張るね」と言葉を返した。
「ついでにプリンも買っていかない?」
「プリンいいね。買って帰ろうよ」
最近よく二人でプリンをよく食べるけど、いろんなお店のプリンを食べ比べたりしている。
どれも美味しいプリンだけど、私たちは特に硬めのプリンが好きだと気付いた。
「楽しみだな、鮭のちゃんちゃん焼き」
「作るの手伝ってくれる?」
「もちろん」
私たちはスーパーに立ち寄り買い物を終えてから自宅へと戻った。
「ご飯の用意するね」
「手伝うよ」
眞紀人と結婚後同居を始めたが、子供が産まれるにあたって、私たちは今後新しいマンションへ引っ越すことに決めた。
子供が伸び伸び育てられる環境を重視して、私の実家から少しでも近い場所にしようと考えている。 子供が産まれる前には引っ越したいと考えている。
今の職場も引っ越しに伴って退職することにした。
「ねえ、眞紀人?」
「ん?」
「ううん、やっぱなんでもない」
これから始まる家族三人での生活がまだ実感が沸かないけど、きっと楽しくて明るい日々になるだろう。