【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!
恋愛経験の浅い私なんかより、眞紀人くんの方がよっぽど大人っぽいし。
「あれ、知らなかった? 俺ね、恋愛においては引っ張りたいタイプなんだよね」
「え、そうなの……?」
てっきり年上の女性にはリードされたいタイプなのかなって思ってた。
「そうだよ。 だから俺は、菫花さんのことを引っ張ってあげたいタイプかな」
私はそんな自信満々な眞紀人くんに、思わず「すごい、頼もしいね」と笑った。
「俺にとって菫花さんは、とても大切な人だよ。……恋愛経験が少ないとか、バツイチだとか、そんなこと関係ない。 俺は菫花さんのことが好きだし、もっと菫花さんに頼られたいって思うよ」
「……ありがとう。 私、恋愛経験浅いけど、よろしくね」
「もちろん。 俺、菫花さんの笑った顔が好きだから、もっと笑顔にしたい。……たくさん」
眞紀人くんの言葉を聞いて、私は自分から眞紀人くんに身体を預けた。
「菫花さん……?」
「眞紀人くん……一つ、お願い聞いてくれる?」
私は眞紀人くんに視線を向ける。
「お願い? なんだろ」
「……今日、家に泊まっていってほしい」
「えっ?」
私は眞紀人くんの頬に軽くキスをすると、「この間の続き……したいの」とお願いした。
「でもあれは、酔ってたからっていうのもあったし……お酒入ってないから、今日は」
違うの。違う、そうじゃなくて……。
「ううん、違うの!……違くて、私がしたいの。 あの時の続きを、眞紀人くんとしたいの」
私本当は、あの時眞紀人くんと酔った勢いでもいいから、したかったんだと思う。
お酒を理由にしようとしたけど、今度はお酒じゃなくてちゃんとしたいんだ。
「……ごめん、今のは忘れて」