【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!
✱ ✱ ✱



「ん……。ん……っ」

 次の日の朝、窓から差し込んだ太陽の光で目が覚めた。

「ん……」

 スマホのロックを解除して時計を確認すると、時刻は朝の八時を過ぎた頃だった。

「もう、朝……?」

 隣で眠っている眞紀人くんに身体ごと向けると、眞紀人くんは寝息を立てて気持ちよそうに眠っていた。
 太陽の光から見える金髪の感じが、たまらなくカッコよく見えてしまう。

「本当に、しちゃった……んだよね」

 昨日の夜の出来事を思い出して、また恥ずかしくなる。

「んん……んっ……?」

「……あ、ごめん。起こしちゃった?」

 眞紀人くんも目を覚ましたようで、「……おはよう、菫花さん」と微笑みを浮かべる。

「おはよう」

「外……良い天気だね」

「うん、良い天気だね」
 
 今もすっぴんを晒している状態ではあるけど、 もう何も気にならなくなった。

「菫花さん、身体大丈夫? 痛くない?」

 眞紀人くんは私の方に身体を回転させて心配そうに聞いてくる。

「うん、大丈夫」

「そっか。良かった」

「……心配してくれて、ありがとう」

 私、こんなに幸せな目覚めは久しぶりだ。久しぶりに心地いい目覚めになった気がする。

「今何時?」

 私がスマホで時計を確認すると「八時十分になるよ」と伝えた。

「まだ八時過ぎなんだ。……じゃあ、もうちょっと寝たい」

「……うん、そうだね。もうちょっと寝よっか」

 眞紀人くんに抱き寄せられると、私は幸せで仕方なかった。

「幸せな朝、だね」

「ん? 幸せな朝?」

 眞紀人くんが私を見つめるから、私は「こんなに幸せな朝、久しぶりだから嬉しくて」と伝えてしまう。

「……確かに、幸せな朝かも」
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