その恋、連載にしてやるよ〜人気作家に溺れていくなんて、聞いてません〜
「だから……その……」

私はバッグで顔を覆ったまま、小さな声で呟いた。

「あなたに……恋してるかもしれません。」

勇気を振り絞って顔を上げると、先生の頬がほんのり赤く染まっていた。

その姿が愛おしくて、目が離せなかった。

「美咲、今から……家に行ってもいい?」

「えっ……?」

神堂先生がそっと、私の手を握る。

その手の温もりが心臓まで届いた。

「今夜……俺と、愛し合ってみない?」

甘く低い声が、夜の静けさに溶けていく。

「ねえ、美咲。」

そっと触れられた髪先が、ふるりと揺れる。

答えはまだ言えない。けれど――

私の鼓動はもう、神堂先生に向かっている。

そして私は、ゆっくりと先生に近づいた。

神堂先生がそっと、私を抱きしめた。

「美咲、綺麗だよ。」

心に火が灯る。

神堂先生の顔が、ゆっくりと近づき、私達は唇を重ね合わせた。
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