Pleasure Treasure(プレジャ、トレジャ)
番外編「Sweet night(☆☆)」(4)
ぶっ!
思った以上にウケる。
何やら愛嬌があるんですが。
トナカイの頭が重そう。ご、ごめん。
でも顔用の穴が開いているタイプにしてよかった。
もし全身着ぐるみだったら、大人二人で何やってんだろうって思ったもの。
それは、奏がもう少し大きくなったらやってもらおうかな。
「メリークリスマス、マイワイフ!
今日は素敵なプレゼントを用意したでー」
ノリがいいんだから。
ううっ、涼ちゃん、こんなん着れるかー! とかやったりしないのね。
いい人すぎて、悪戯が過ぎたことを反省する。
ぐすっ。
「う、うん」
「あかん。涙はまだ早いで! 」
涼ちゃんは肩に担(かつ)いだ袋を床に下ろして箱を取り出した。
案の定(じょう)、箱を私に渡した瞬間抱きしめようと腕を伸ばしたから、ささっと避けた。
じゃあ、箱を渡さないで。
明らかにへこんでいる涼ちゃんに、
「箱が潰れちゃう」
もっともな正論をぶつける
「そ、そうやな。 堪忍」
アクセサリーが入っていると思われる形状の箱を手で撫でて
包装を開けていく。飾ってあったリボンを折りたたんでテーブルの上に置いた。
「かわいい……涼ちゃん、ありがとう」
ウルトラマリン色のティアドロップ。きらりと海の色が、輝く。
「喜んでもらえたら、何よりやから」
目をこすりながら涼ちゃんを見上げた。
目は真っ赤だろうな。
「落ちないメイクでよかった」
次から次へと涙が頬を滑る。口に入ってちょっぴり塩辛かった。
「貸してみ」
涼ちゃんが後ろから回って、ネックレスを首にかけてくれる。
ヒールのあるブーツを履いているから、普段より背伸びしなくてすんだ。
金具を留める音。
涼ちゃんが、背中からきつく抱きしめてきた。
息が詰まるほどの抱擁。
「涼ちゃ……苦しっ」
訴えると腕の力は弱まった。
「すみれ……」
「どうしたの」
「ずっとこうしてたいなあって」
「いつもしてるじゃない」
まるっきりバカップルの会話だ。馬鹿夫婦かしら。
「腕から逃がしたらどっかにいってしまいそうに不安になる。おかしいか?」
弱音をさらけ出しても受け止めてもらえる。
押しつけじゃなく、信じているから。
せつなげな囁きに胸がきゅんと疼いた。
「ううん……そんなことないよ」
吐き出された息。
「涼ちゃんはそれでいいの。私もついていくっていったじゃない」
いつだって初めて彼に恋したあの日の気持ちがよみがえる。
私が本音で対等に向き合える人。
「すみれ!」
ぎゅっと抱きしめて、離される。
きょとんと見上げたら、素早く唇が重なった。
「ん……」
息を漏らす。
瞳を閉じて、微かに唇を開いていた。
激しく口づけられると、体が震えてきた。
ちょ、ちょっと待って。
「涼ちゃん、それさっさと外して」
口元は開口していた為、忘れていた。
思った以上にウケる。
何やら愛嬌があるんですが。
トナカイの頭が重そう。ご、ごめん。
でも顔用の穴が開いているタイプにしてよかった。
もし全身着ぐるみだったら、大人二人で何やってんだろうって思ったもの。
それは、奏がもう少し大きくなったらやってもらおうかな。
「メリークリスマス、マイワイフ!
今日は素敵なプレゼントを用意したでー」
ノリがいいんだから。
ううっ、涼ちゃん、こんなん着れるかー! とかやったりしないのね。
いい人すぎて、悪戯が過ぎたことを反省する。
ぐすっ。
「う、うん」
「あかん。涙はまだ早いで! 」
涼ちゃんは肩に担(かつ)いだ袋を床に下ろして箱を取り出した。
案の定(じょう)、箱を私に渡した瞬間抱きしめようと腕を伸ばしたから、ささっと避けた。
じゃあ、箱を渡さないで。
明らかにへこんでいる涼ちゃんに、
「箱が潰れちゃう」
もっともな正論をぶつける
「そ、そうやな。 堪忍」
アクセサリーが入っていると思われる形状の箱を手で撫でて
包装を開けていく。飾ってあったリボンを折りたたんでテーブルの上に置いた。
「かわいい……涼ちゃん、ありがとう」
ウルトラマリン色のティアドロップ。きらりと海の色が、輝く。
「喜んでもらえたら、何よりやから」
目をこすりながら涼ちゃんを見上げた。
目は真っ赤だろうな。
「落ちないメイクでよかった」
次から次へと涙が頬を滑る。口に入ってちょっぴり塩辛かった。
「貸してみ」
涼ちゃんが後ろから回って、ネックレスを首にかけてくれる。
ヒールのあるブーツを履いているから、普段より背伸びしなくてすんだ。
金具を留める音。
涼ちゃんが、背中からきつく抱きしめてきた。
息が詰まるほどの抱擁。
「涼ちゃ……苦しっ」
訴えると腕の力は弱まった。
「すみれ……」
「どうしたの」
「ずっとこうしてたいなあって」
「いつもしてるじゃない」
まるっきりバカップルの会話だ。馬鹿夫婦かしら。
「腕から逃がしたらどっかにいってしまいそうに不安になる。おかしいか?」
弱音をさらけ出しても受け止めてもらえる。
押しつけじゃなく、信じているから。
せつなげな囁きに胸がきゅんと疼いた。
「ううん……そんなことないよ」
吐き出された息。
「涼ちゃんはそれでいいの。私もついていくっていったじゃない」
いつだって初めて彼に恋したあの日の気持ちがよみがえる。
私が本音で対等に向き合える人。
「すみれ!」
ぎゅっと抱きしめて、離される。
きょとんと見上げたら、素早く唇が重なった。
「ん……」
息を漏らす。
瞳を閉じて、微かに唇を開いていた。
激しく口づけられると、体が震えてきた。
ちょ、ちょっと待って。
「涼ちゃん、それさっさと外して」
口元は開口していた為、忘れていた。