Pleasure Treasure(プレジャ、トレジャ)
epilogue2 15-2「Honey」(1/☆☆☆)
テーブルの上にグラスを置いて窓の外を見上げている。
「今夜は月が綺麗かな」
「一緒に見よう」
唇が重なる。
背中で髪が解かれた。
ベッドが視界に入らないのか、そのままもつれ合うように床に倒れこんだ。
角度を変えてキスが降り注ぐ。
床に横たわっているので、衣擦れの音が耳につく。
舌が、絡んだキスに息が乱れる。
火がついた体が、熱さで汗ばんでいくのが分かった。
「……っ……焦らないで」
訴えるけど、乱暴なキスは急かしているようで体が勝手に反応する。
何故と思うけれど、じわりと潤んだのを感じた。
とっくに欲情している。本能を掻き立てられて、女として目覚める。
心と体を震わせるキスだ。
縺(もつ)れ合わせて吸い上げる。
視界に炎が揺らぐ。
床に投げ出した手が震えている。
耳朶(じだ)を噛まれて、しびれが走った。
覆い被さりながらも体重をかけないように気を遣ってくれている。
「菫子(とうこ)……小さいなあ」
「……涼(りょう)ちゃんが大きいのよ」
荒い息の中で、他愛(たわい)もない言葉を交わす。
生地の上から、敏感な場所に触れられる。
「……っ!」
「安心しろ。菫子以外には欲情せえへん」
生地越しに触れたキスのせいで、欲望の箍が外れた。
涼の頭を掻き抱(いだ)いて押しつける。
積極的になっている自分を止めようとも思わない。
「……ベッドで愛して」
かすれた声は、聞き届けられ、すっと横抱きにされた。
すぐ隣にあるベッドに横たえられ、見下ろされる。
菫子も彼にこたえるように指に口づけた。
菫子を見つめる涼の眼差しはエロティックと表現するにふさわしかった。
「涼ちゃん……」
ぞくりとした。魅入られ、捕らわれる。
獲物を捕らえた瞳に、丸ごと奪われる予感に打ち震えた。
「抱けば抱くほどに夢中になる。
もう、菫子以外見えへんのや……」
「知ってるわよ……わ……私もだもん」
「もう一回言って」
尻すぼみになった最後の言葉を耳元で囁かれた声で引き出された。
「涼ちゃん以外視界に映らないって言ってるでしょ!」
やけ気味に言うとご褒美なのか、キスが、贈られた。
1、2、3回、全部違うキス。
うっとりと受け止めて、見つめた。
涙で滲んだ視界に、愛おしい人が見える。
腕を持ち上げて、涼の動きを手伝う。
下着の上は、するりと外され、床に放り投げられる。
カーテンの隙間から洩れた月が肌を照らしている。
涼ももどかしそうに、自分の衣服の上を脱いで、再び折り重なった。
「……やば。獣に変身してしまうわ」
「今夜は月が綺麗かな」
「一緒に見よう」
唇が重なる。
背中で髪が解かれた。
ベッドが視界に入らないのか、そのままもつれ合うように床に倒れこんだ。
角度を変えてキスが降り注ぐ。
床に横たわっているので、衣擦れの音が耳につく。
舌が、絡んだキスに息が乱れる。
火がついた体が、熱さで汗ばんでいくのが分かった。
「……っ……焦らないで」
訴えるけど、乱暴なキスは急かしているようで体が勝手に反応する。
何故と思うけれど、じわりと潤んだのを感じた。
とっくに欲情している。本能を掻き立てられて、女として目覚める。
心と体を震わせるキスだ。
縺(もつ)れ合わせて吸い上げる。
視界に炎が揺らぐ。
床に投げ出した手が震えている。
耳朶(じだ)を噛まれて、しびれが走った。
覆い被さりながらも体重をかけないように気を遣ってくれている。
「菫子(とうこ)……小さいなあ」
「……涼(りょう)ちゃんが大きいのよ」
荒い息の中で、他愛(たわい)もない言葉を交わす。
生地の上から、敏感な場所に触れられる。
「……っ!」
「安心しろ。菫子以外には欲情せえへん」
生地越しに触れたキスのせいで、欲望の箍が外れた。
涼の頭を掻き抱(いだ)いて押しつける。
積極的になっている自分を止めようとも思わない。
「……ベッドで愛して」
かすれた声は、聞き届けられ、すっと横抱きにされた。
すぐ隣にあるベッドに横たえられ、見下ろされる。
菫子も彼にこたえるように指に口づけた。
菫子を見つめる涼の眼差しはエロティックと表現するにふさわしかった。
「涼ちゃん……」
ぞくりとした。魅入られ、捕らわれる。
獲物を捕らえた瞳に、丸ごと奪われる予感に打ち震えた。
「抱けば抱くほどに夢中になる。
もう、菫子以外見えへんのや……」
「知ってるわよ……わ……私もだもん」
「もう一回言って」
尻すぼみになった最後の言葉を耳元で囁かれた声で引き出された。
「涼ちゃん以外視界に映らないって言ってるでしょ!」
やけ気味に言うとご褒美なのか、キスが、贈られた。
1、2、3回、全部違うキス。
うっとりと受け止めて、見つめた。
涙で滲んだ視界に、愛おしい人が見える。
腕を持ち上げて、涼の動きを手伝う。
下着の上は、するりと外され、床に放り投げられる。
カーテンの隙間から洩れた月が肌を照らしている。
涼ももどかしそうに、自分の衣服の上を脱いで、再び折り重なった。
「……やば。獣に変身してしまうわ」