バンパイア君は私に甘々でメロメロ
すみれは次の言葉を探していた。
けれど、何を言おうとしても喉が詰まり、声にならない。
そのとき。
黒川の身体が、ガクン、と大きく前に倒れかけた。
「黒川くん!」
すみれは慌てて支える。
黒川の体が熱くて、震えていた。
「ちょ、ちょっと! 具合悪いの? 大丈夫!?」
黒川は、息を荒くしながら俯いたまま、必死に震える唇を噛んでいた。
「……すみません」
「え……?」
「……持病っていうか……体質っていうか」
黒川は顔を伏せたまま、浅く息を吐いた。
「今日……薬、忘れてきちゃって」
「薬? どんな――」
すみれが訊きかけた瞬間、黒川がゆっくり顔を上げた。
その瞳は、赤く潤んでいて、普段よりずっと艶やかに光っていた。
「……先輩の血」
黒川の指先が、そっとすみれの手首をなぞる。
熱い吐息が、すみれの肌にかかる距離。
「なめさせてもらって、いいですか……?」
すみれは息を呑んだ。
ドクン、と鼓動がひときわ強く響く。
「……っ……黒川くん……」
黒川の瞳は、獣のようにすみれを捕えた。
息が乱れていて、明らかに辛そうなのに、瞳の奥にどこか甘い熱が滲んでいた。
「……もう、我慢できないんで」
黒川はすみれを抱き寄せた。
「……ほんの少しで、いいんで」
けれど、何を言おうとしても喉が詰まり、声にならない。
そのとき。
黒川の身体が、ガクン、と大きく前に倒れかけた。
「黒川くん!」
すみれは慌てて支える。
黒川の体が熱くて、震えていた。
「ちょ、ちょっと! 具合悪いの? 大丈夫!?」
黒川は、息を荒くしながら俯いたまま、必死に震える唇を噛んでいた。
「……すみません」
「え……?」
「……持病っていうか……体質っていうか」
黒川は顔を伏せたまま、浅く息を吐いた。
「今日……薬、忘れてきちゃって」
「薬? どんな――」
すみれが訊きかけた瞬間、黒川がゆっくり顔を上げた。
その瞳は、赤く潤んでいて、普段よりずっと艶やかに光っていた。
「……先輩の血」
黒川の指先が、そっとすみれの手首をなぞる。
熱い吐息が、すみれの肌にかかる距離。
「なめさせてもらって、いいですか……?」
すみれは息を呑んだ。
ドクン、と鼓動がひときわ強く響く。
「……っ……黒川くん……」
黒川の瞳は、獣のようにすみれを捕えた。
息が乱れていて、明らかに辛そうなのに、瞳の奥にどこか甘い熱が滲んでいた。
「……もう、我慢できないんで」
黒川はすみれを抱き寄せた。
「……ほんの少しで、いいんで」