15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
その言葉が、胸に重く落ちた。

夜。ベッドの上、私はスマホを手に取った。

「お仕事、お疲れ様です。」

震える指で送ったLINE。

送信マークが消えるのを、じっと見つめていた。けれど──返事は、来ない。

「……あーあ。」

やっぱり即返なんて、ないよね。

玲央さんは忙しい人なんだから。

ため息をついて、スマホを枕元に置いた。そのとき──

ピコン

音に驚いてスマホを見た。

《お疲れ様。やっと今、仕事終わったよ。》

21時。こんな時間まで……。

「大変でしたね。」

すぐに返信すると、ほどなくしてまたメッセージが届いた。

《ホントだよ。副社長ってだけで、いろんな仕事押し付けられるんだから。》

画面に浮かぶ、少し愚痴めいた言葉に、思わずクスッと笑ってしまう。

遠い人だと思っていたのに、こんな風に気を許してくれるなんて。

胸の奥が、少しだけ温かくなった。
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