15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
料理が来る前に、まずはお礼を言わなきゃと私は口を開いた。

「今日は会って頂いて、ありがとうございます。レストランまで予約して頂いて……」

緊張しながらも、きちんと伝える。すると玲央さんは、軽く笑った。

「ははは、そういうとこ、ひよりさんってしっかりしてるよね。」

「えっ?」

「ほら、前に会った時も、保険のこと気にしてたでしょ?」

ああ……そんなこと言った気がする。私は頬が少し熱くなるのを感じた。

「ありがとう、ございます……」

どこかぎこちなく返すと、玲央さんはふっと優しい表情になった。

「だから俺、自然にひよりさんは社会人なのかと思ってたよ。」

「えっ、ほんとですか?」

ちょっと驚きながら聞き返す。すると玲央さんは頷いた。

「落ち着いてるし、礼儀正しいし。大学生には、あまり見えないなって。」

そんな風に思われてたなんて。ちょっと照れくさい。でも、嬉しかった。
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