15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「ホテルでも行く?」

ぽつりとつぶやいた玲央さんの言葉に、私は思わず顔を上げて、じっと見つめた。

「……嘘だよ。そんな軽い女じゃないでしょ、ひよりさんは。」

玲央さんは笑いながら椅子を引いてくれた。

その仕草が優しくて、私は立ち上がりながら、そっと玲央さんのスーツの袖をつかんだ。

「もし……玲央さんがしたいんだったら……」

声が震える。でも、それでも伝えたかった。だって私は、玲央さんが大好きだから。

「ほら、男性は……処理しないと大変だって……」

恥ずかしくて、小さな声で続けると、玲央さんが吹き出した。

「それ、何情報?」

顔が熱くなって、私は俯いたまま呟いた。

「大学の男友達が……言ってて……」

すると玲央さんが、くしゃっと私の頭を撫でてくれた。

「確かに。男子大学生の性欲は半端ない。」

さらりと笑って言う玲央さんに、私は目を丸くする。
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