15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
ぽつりと打ち明けた瞬間、玲央さんがぴたりと足を止めた。

「……俺が、初カレ?」

私は、恥ずかしいくらい全力で頷いた。

「そっか……じゃあ……もしかして……処女?」

その言葉に、顔がますます真っ赤になる。

だけど、嘘はつけない。だから、もう一度、強く頷いた。

玲央さんは目を見開いて——それから、ふっと優しく微笑んだ。

「ごめん。俺、ホテル行く?とか無神経なこと言って。」

玲央さんが少しうつむいて謝る。

「ううん……その……玲央さんが、私を“女”として見てくれてるのが、嬉しかった。」

そう言った瞬間、お互いに顔を赤らめた。沈黙の中、どちらからともなく笑ってしまう。

「じゃあ――」

玲央さんがそっと、私の両手を握る。

「初めては、俺だね。」

「……うん。」

胸がいっぱいになる。

好きな人と、こうして心が繋がるなんて。

「なんか、可愛い。」
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