15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
足音も傘も、やがて病室の静けさに溶けて消えた。
私の胸には、ぽっかりと穴があいたままだった。
――お金目的の犯行。
そう思われたかもしれない。
そうじゃないのに。
本当に、そうじゃないのに。
私はただ、あなたを助けたかっただけだった。
赤信号の中、無防備に立ち尽くしていたあなたを。
グレーのスーツと、青い傘と、
まるで映画の中から抜け出したような、端正な横顔と。
……あの一瞬で、私は確かに、惹かれていた。
なのに、あなたは私の“気持ち”じゃなくて、“立場”しか見てくれなかった。
そしてその人は、翌日も現れた。
まるで、昨日のすれ違いなんてなかったかのように。
「これ、お見舞いの花」
差し出されたのは、小さなブーケだった。
白と淡いピンクの花が、可愛らしくまとまっていて、どこか恋人に贈る花のようにも見えた。
私の胸には、ぽっかりと穴があいたままだった。
――お金目的の犯行。
そう思われたかもしれない。
そうじゃないのに。
本当に、そうじゃないのに。
私はただ、あなたを助けたかっただけだった。
赤信号の中、無防備に立ち尽くしていたあなたを。
グレーのスーツと、青い傘と、
まるで映画の中から抜け出したような、端正な横顔と。
……あの一瞬で、私は確かに、惹かれていた。
なのに、あなたは私の“気持ち”じゃなくて、“立場”しか見てくれなかった。
そしてその人は、翌日も現れた。
まるで、昨日のすれ違いなんてなかったかのように。
「これ、お見舞いの花」
差し出されたのは、小さなブーケだった。
白と淡いピンクの花が、可愛らしくまとまっていて、どこか恋人に贈る花のようにも見えた。