15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「じゃあ、罰として……今日は俺にいっぱい甘えて。」

その一言に、心臓が跳ねた。

「だから来ないでって言ったのに……」

私は小さく呟いたが、玲央さんは意に介さず、今日も堂々と高級車でお迎えに来てくれる。

しかもスーツ姿で。それがまた目立つ。

大学前には女の子達が集まり、もはやファンクラブ状態だ。

「きゃああ!彼氏さん!」

「こっち向いてください!」

黄色い声が飛ぶ中、玲央さんはにこやかに手を振った。

「ちょっと!止めてください!」

私が小声で抗議すると、玲央さんは笑いながら言う。

「まあまあ。こうやって注目されるのも悪くないだろ?もしかしたらここから顧客開拓できるかもしれないし。」

「大学で営業活動しないでください!」

「だってほら、あの子とか名刺欲しそうだったよ?」

「ダメです!」

恥ずかしさと嫉妬で顔が熱くなる。

玲央さんは完全に楽しんでる。
< 157 / 297 >

この作品をシェア

pagetop