15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「ねえ、あの子よりも私の方がスタイルいいですよ?」

その言葉と同時に、彼女はぐいっと玲央さんの腕に自分の身体を寄せた。

密着する距離に、心がきしむ。

「一回、三万でどうですか?」

その瞬間、私の頭の中が真っ白になった。

「……は?」

玲央さんが眉をひそめる。でも、彼女は怯まなかった。

「どうせあの子ともやりまくってるんでしょ? 何が違うの?」

ぐさり――心の奥深くに、鋭い棘が刺さった。

ひよりの体が震える。目の前の光景が、悪夢に思えた。

目の前で、玲央さんが冷静に告げる。

「……まだ手は付けてないけど?」

え……?

思わず、私は息を呑んだ。

その一言に、女の子の顔が露骨に変わる。

「ええ? マジで?」
信じられない、といった表情で女の子は笑った。

そして、私の存在に気づいたのか、わざとらしくこちらに視線を向けた。
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