15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
私は小さく呟いて、玲央さんの髪をそっと撫でた。

すると、まどろみの中の彼が、かすかに唇を動かす。

「……ずっと一緒だよ」

その声はかすれていたけれど、確かに聞こえた。

「君を放さない。ずっと側におく。」

目を閉じたまま、それだけを言って、再び深く眠りに落ちていく。

私は胸がきゅっと締めつけられるような、幸福に包まれた。

こんなに愛されているなんて、奇跡のようだ。

ゆっくりと頭を下げて、玲央さんの頬にキスを落とす。

「うん。今日見た二つ岩のように……寄り添って、生きていこうね。」

外では夜風がそっと吹いて、竹の葉が揺れる音がした。

静かな、特別な夜だった。

その日の夜は特別になった。

「ああ、ひより……」

肌と一緒に、何度も唇を重ねて来る玲央さん。

私を見ながら、まるで私の快楽の表情を味わうかのように抱いてくれた。
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