15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
だけど――
玲央さんの作ったマカロニサラダを食べて、私は固まった。

……なにこれ、美味しすぎる。

「……っ」

ゆで卵の半熟具合、塩味のバランス、きゅうりのパリパリ感――

全部がちょうどいい。

しかも、マヨネーズの量も絶妙で、重たくないのにコクがある。

「……っ」

言葉が出ない。

私のハンバーグより、断然美味しい……!

「……ねえ、どうした?」

玲央さんが不思議そうに覗き込んできた。

「……なんでもないです。玲央さん、ほんとに料理上手なんですね。」

「え?ああ、まあ……気分でしかやらないけど。」

なんだか照れてる玲央さんが、ちょっとだけ誇らしげに見える。

「でも、ひよりのハンバーグも最高だったよ。心がこもってる。」

その言葉に、私は少しだけ救われる。

今夜は、ふたりの味が混ざった――
そんな幸せな夕食になった。
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