15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
……もしかしたら、ちゃんと認めてもらえるかもしれない。

そう思えた瞬間、私は小さく息を吐いた。

「それで?」

お母さんは急に私に興味を持ったのか、目を細めて微笑みながら、矢継ぎ早に質問してきた。

「まだお若いように見えるけれど、おいくつなの? お仕事は? 役職は持っていらっしゃる? 結婚歴は? お子さんはいるの?」

――えっ、なにその質問ラッシュ。

私は思わず固まった。

なんだろう、履歴書でも書かされる気分。

でも、もっと気になったのは――

私って、そんなに年上に見える……?

頭の上に、見えない何かがドサッと落ちてくる感覚。

あれ、もしかして今、ものすごくショック受けてる……私。

すると隣にいた海さんが、くすくす笑いながら言った。

「母、ひよりさんがそんな“大人”に見える?」

お母さんも、あっと気づいたように軽く口元を押さえて笑う。
< 232 / 297 >

この作品をシェア

pagetop