15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「……ありがとう。」

それしか言えなかった。

玲央さんは、私の手にそっと自分の手を重ねた。

「そして思った。」

玲央さんが、そっとナプキンを置いて、私の目をまっすぐ見つめる。

「ひよりに何が起ころうと、俺が君を守るって。」

その声は、静かで力強かった。

たった一言なのに、心が震える。

その言葉の重みが、まるで未来を約束するようだった。

そして次の瞬間──
玲央さんは、ジャケットの内ポケットから、見覚えのある小さな箱を取り出した。

「えっ……?」

目の前に差し出された箱。

震える手で受け取って、そっと開けると──

そこには、シンプルなデザインに小さく光るダイヤが埋め込まれた、美しいリングが輝いていた。

「これ……」

言葉が詰まり、喉が熱くなる。

まさか今日、こんな展開になるなんて思っていなかった。

「俺と、結婚して欲しい。」
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