15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「支えるとは、完璧であることではなくて、共に悩み、学び、信じていくことだと思っています。」

沈黙が落ちた。

玲央さんが、そっと私の手を握る。

そのぬくもりが、心の奥までしみわたる。

「……母さん、父さん。」

玲央さんが静かに口を開いた。

「ひよりの年齢を不安に思うのは、分かる。でも──彼女は、俺にとって唯一の人です。未熟かどうかじゃない。“ひよりだから”結婚したいと思ったんだ。」

その言葉に、私は胸がいっぱいになった。

そして、会長と奥様はもう一度目を見合わせ──

「……あら、いいこと言うわね。」

お母さんがふっと笑った。

その瞬間、張り詰めていた空気が、少しだけ緩んだ気がした。

すると、隣から──

グスグス、という微かな鼻をすする音が聞こえてきた。

えっ……と思ってそっと横を見ると、信じられない光景がそこにあった。
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