15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「は、はいっ、よろしくお願い致しますっ!」

……あれ?

完全に“政略的な結びつき”みたいになってるけど⁉

私は、呆気に取られながらも、玲央さんの隣で小さくため息をついた。

「……玲央さん、私たち、勝手に話が大きくなってません?」

「うん……俺も驚いてる。父さん、今日一番の笑顔だよ。」

そう言いながら、玲央さんが私の手をそっと握ってくれる。

そして耳元で、こっそり囁いた。

「でも……どんな形でも、君と家族になれることが嬉しい。」

その言葉に、私は思わず笑った。

泣いたり笑ったり、驚いたり。

──これが、“家族”ってことなのかもしれない。

そして──なぜか、というべきか、当然というべきか。

3か月後。

私たちは一ノ瀬グループ傘下の、超一流結婚式場で結婚式を挙げていた。

チャペルから続く大階段。

生花で飾られた白と金のバージンロード。
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