15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
そう言うと、玲央さんは微笑んだ。

「支え合おう。ずっと、一緒に。」

扉の向こうから、祝福の音楽が響き始めた。

この日、この瞬間から。

私は、“ひより”としての人生を終えて──

“玲央さんの妻”としての、新しい人生を歩き出した。

結婚式が終わり、あたたかな拍手とともに扉が閉まる。

そして私たちは、披露宴会場へと向かった。

シャンデリアがきらめく豪華なバンケットホール。

白とゴールドを基調にした上品なテーブルセッティング。

招待されたゲストたちがカメラを構え、あちこちから「綺麗……」という声が聞こえてくる。

そして、壇上に立った司会者の声が響いた。

「本日の司会を務めさせていただきます、フリーアナウンサーの大澤真理子です。」

まさかの、有名アナウンサー。

さすがは一ノ瀬グループの本気の披露宴、といったところだ。
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