女王陛下のお婿さま
今回は公務でも舞踏会でも無いので、スカートの下のパニエは動きやすいようにあまり膨らまない薄手のもの。ガサガサしないので気分的に少し楽だ。
着替えが終わると鏡台へ座った。そしてそこに用意してあった桶の水で顔を洗う。その後は、マイラが髪を解かし結ってくれる。
「でも、公務じゃない外出は久しぶりだわ……」
この二年、女王としての公務が忙しく、なかなか自由な時間は取れなかった。だから内容はどうあれ、外出は純粋に嬉しくもある。
「そうですね、アルベルティーナ様はいつもお忙しくしてらっしゃいますから、今日ぐらいはのんびり出来そうですね」
「これでファビオ王子が同伴じゃあなきゃ、もっと楽しめそうだけどね」
アルベルティーナの言葉に、二人で吹き出して笑った。今頃、客室のファビオはくしゃみをしているかもしれない。
◇
着替えが終わると鏡台へ座った。そしてそこに用意してあった桶の水で顔を洗う。その後は、マイラが髪を解かし結ってくれる。
「でも、公務じゃない外出は久しぶりだわ……」
この二年、女王としての公務が忙しく、なかなか自由な時間は取れなかった。だから内容はどうあれ、外出は純粋に嬉しくもある。
「そうですね、アルベルティーナ様はいつもお忙しくしてらっしゃいますから、今日ぐらいはのんびり出来そうですね」
「これでファビオ王子が同伴じゃあなきゃ、もっと楽しめそうだけどね」
アルベルティーナの言葉に、二人で吹き出して笑った。今頃、客室のファビオはくしゃみをしているかもしれない。
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