あなたに恋する保健室
「先生?」
氷室さんに背中を向けたことに不思議に思った氷室さんが私に声をかける。
「あ、ごめんね。どうしても受け入れられなくなっちゃったんだ。患者さんの死ってものを」
「そうなんだ……」
「それで転職してクリニックで働いて、今は保健室の先生ってワケ!」
「大人も苦しい思い、するんだね」
「するよ。だから、氷室さんが辛いと思ったことを話してくれると、私はとても安心するんだ。我慢しないでくれてありがとうって。苦しいとか辛いって思いを抱えたままにするのは大変だってわかるもん」
私はわざとらしく微笑んだ。
窓際に置いたパイプ椅子からデスクのイスに座ると、氷室さんも黒のソファに座った。
「ありがとう、先生」
「ううん、こちらこそだよ」
私がそう返事すると、氷室さんはいつも通りの明るい表情になり、何気ない日常に戻っていた。
氷室さんに背中を向けたことに不思議に思った氷室さんが私に声をかける。
「あ、ごめんね。どうしても受け入れられなくなっちゃったんだ。患者さんの死ってものを」
「そうなんだ……」
「それで転職してクリニックで働いて、今は保健室の先生ってワケ!」
「大人も苦しい思い、するんだね」
「するよ。だから、氷室さんが辛いと思ったことを話してくれると、私はとても安心するんだ。我慢しないでくれてありがとうって。苦しいとか辛いって思いを抱えたままにするのは大変だってわかるもん」
私はわざとらしく微笑んだ。
窓際に置いたパイプ椅子からデスクのイスに座ると、氷室さんも黒のソファに座った。
「ありがとう、先生」
「ううん、こちらこそだよ」
私がそう返事すると、氷室さんはいつも通りの明るい表情になり、何気ない日常に戻っていた。