あなたに恋する保健室
──コンコン
「はーい」
「あ、京ちゃん先生」
「氷室。お前ここに居座りすぎ。エアコン効いてるからってさぁ」
「いや違うもん! せんせと話したいからだよ〜」
京ちゃんと氷室さんは、保健室で面談を重ねるうちにだいぶ打ち解けているようで、安心した。
なんだか私と京ちゃんとの関係にも気づいているみたいだからそんな話で盛り上がってたりするのかな……?
「あ、ほらもう時間近いぞ。行くぞ。一コマ目はうちのクラスが生物だから回収する」
「えーんまだいたいよー」
「じゃ、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃい!」
氷室さんを半ば強引に引っ張るように連れていく京ちゃん。
なんだかその光景が微笑ましくて、私はこういう小さな幸せのために働いているのかもしれないと思った。
『よっしゃ、先生もっと泣かせるためにがんばろっと!』
ふと、氷室さんのそんな言葉を思い出す。
二学期からはみんなと一緒に過ごせるようになりたいと目標を立てた時のこと。
クラス担任の京ちゃんも交えて三人で面談をした。
その時、京ちゃんが「花田先生、氷室が保健室卒業したら寂しくて泣いちゃうかもな」なんて言った時、氷室さんがそう言った。
「ふふ、もう少し、見せたくないな……」
私は窓の向こう側に薄く映る自分を見て、目尻を拭った。
「はーい」
「あ、京ちゃん先生」
「氷室。お前ここに居座りすぎ。エアコン効いてるからってさぁ」
「いや違うもん! せんせと話したいからだよ〜」
京ちゃんと氷室さんは、保健室で面談を重ねるうちにだいぶ打ち解けているようで、安心した。
なんだか私と京ちゃんとの関係にも気づいているみたいだからそんな話で盛り上がってたりするのかな……?
「あ、ほらもう時間近いぞ。行くぞ。一コマ目はうちのクラスが生物だから回収する」
「えーんまだいたいよー」
「じゃ、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃい!」
氷室さんを半ば強引に引っ張るように連れていく京ちゃん。
なんだかその光景が微笑ましくて、私はこういう小さな幸せのために働いているのかもしれないと思った。
『よっしゃ、先生もっと泣かせるためにがんばろっと!』
ふと、氷室さんのそんな言葉を思い出す。
二学期からはみんなと一緒に過ごせるようになりたいと目標を立てた時のこと。
クラス担任の京ちゃんも交えて三人で面談をした。
その時、京ちゃんが「花田先生、氷室が保健室卒業したら寂しくて泣いちゃうかもな」なんて言った時、氷室さんがそう言った。
「ふふ、もう少し、見せたくないな……」
私は窓の向こう側に薄く映る自分を見て、目尻を拭った。