姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
「……で、お前。」
榛名聖特製のロイヤルミルクティーを優雅に啜ったあと、近江涼介が唐突に口を開いた。
「さっきからなんで赤面してんの?」
「えっ?」
指をさされて数度瞬き。
わかってた。自分でもわかってたけど、他人からも指摘されるなんて。
「だって、だって……」
言われて余計に照れ臭くなって、下を見る視線を泳がせる。
3人は続く言葉を待ってまじまじと私に注目している。
「――だって、初めてなんだもん!トモダチ(小声)っていわれたの……!」