姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

――――
――……

「涼ちゃん達ごめんね〜。混んでた上になんか囲まれちゃって〜。」

「聖がいちいち返事するからだろ!あー、もう疲れたわ。」

ようやく帰ってきた2人のおかげで、その場が一気に賑やかになる。
そんな様子をちょっと客観的に眺めたりして。


(やっぱうるさいし、楽しいとかではない、けど。)


この輪の中にいるとくすぐったい気持ちになるから、まあいい、のか?

***

「さぁて、お腹も満たされたし、次は何しよっか〜。」

フードコートを出てモール内をダラダラと歩きながら、榛名聖は3人の方を向いた。

だから、ちょっと勇気を出して挙手してみる。

「はい。プリクラ撮りたい。」

「「「え?」」」

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