誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
「レシピは花久のでも、明巳さんの作るコロッケは明巳さんだけのコロッケです。
なんていうか。
もうあの、明巳さんの大きい手で作ったコロッケしか、この家のコロッケって感じがしないっていうか。
ハンバーグもなんですけ……」
ど、という前に、明巳がテーブルに手をつき、身を乗り出して、キスしてきた。
……え~?
事態が理解できずに、逃げずにとどまる。
離れた明巳が言った。
「俺は今日、ずっとお前に告白しようと思っていた」
なんかもう、その一言でしちゃってますけど……。
「でも、なんて言っていいのかわからなくて。
メールを送信しては、十秒以内に取り消すを繰り返していた。
しまいには若田まで、
『これでいいんじゃないですか?』
と言ったあとで、
『ああっ、やっぱり、やめてくださいっ、僕は責任負えませんっ』
と取り消しはじめた」
俺はこれから、お前に告白しようと思う、と明巳は言う。
だから、もうしちゃってませんかね?
と思いながらも、ほたるは続きを聞きたくて、手を握り合わせ、黙り込む。
なんていうか。
もうあの、明巳さんの大きい手で作ったコロッケしか、この家のコロッケって感じがしないっていうか。
ハンバーグもなんですけ……」
ど、という前に、明巳がテーブルに手をつき、身を乗り出して、キスしてきた。
……え~?
事態が理解できずに、逃げずにとどまる。
離れた明巳が言った。
「俺は今日、ずっとお前に告白しようと思っていた」
なんかもう、その一言でしちゃってますけど……。
「でも、なんて言っていいのかわからなくて。
メールを送信しては、十秒以内に取り消すを繰り返していた。
しまいには若田まで、
『これでいいんじゃないですか?』
と言ったあとで、
『ああっ、やっぱり、やめてくださいっ、僕は責任負えませんっ』
と取り消しはじめた」
俺はこれから、お前に告白しようと思う、と明巳は言う。
だから、もうしちゃってませんかね?
と思いながらも、ほたるは続きを聞きたくて、手を握り合わせ、黙り込む。