君と青空
灰色の風船



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羽奈と一緒に自転車をこぎながら、6kmも離れた自宅へ向かう。



桜山中は桜山小、南里小、宮原小の全員と、安達小の1部の児童が来ている。


私たちの住む宮原は、関見市の中で1番南で、田んぼしかない田舎。


コンビニなんて1件か2件しかない。


それに比べて桜山地区はこっちに比べちゃ都会でスーパーがたくさんある。


宮原でも最も南の大村地区の南の「青空山」の目の前に家がある。








田んぼしかない宮原のまちを自転車をこぎながら眺める。


雨上がりの曇り空は、なんか嫌な予感しかしない。




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