君と青空
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6月……………………梅雨。
かつて晴れの日が多かったのが、曇り、雨の日が増えてくるようになった。
5月のあの日から。
それは、まるで私の心を表しているようだった。
今日も机にはゴミ。
裕樹さん達だけではなく
莉愛さんを中心とした女子、
遊星さん……安田さんを中心とした宮原小の男子。
この3つのグループから私が先生に言わないことをいいことに毎日の陰口、悪口。
飛んでくるゴミ。
顔のことでの侮辱。
わざとらしく私に向けて蹴るスリッパ。
得意だった苦笑いも、もう…
二田先生が苦手だ、先生という人間が信じれないとは言ってられない。
……………………本当のこと言うと、二田先生に助けて欲しい。
だけど……二田先生がたとえいじめをみつけたら助けてくれる先生でも、
先生が居ない時に上手くやるものだから、バレない。
和歌さんは気づいてない。
莉央花ちゃんはいじめられていた経験から怖くて告発できない。
でも、これは私が起こしたことだから。
元凶は私。
こーゆーのを「因果応報」って言うのかな。
まるで子供から手を離されてしまった空に飛んでいく灰色の風船のように幸せは一瞬で消えゆく。
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二田先生の数学のテスト。
人間関係でよくなくなりはじめてから勉強にも身が入らず、自主勉もまともに出来なくなったため…
…………自信はない。
結果は………………55点。
70点以下なんて生まれて初めて。
しかも今回はバカな桜山中でも平均が高く、51点だったのに(普段は40点前後)。
絶望すぎる。
運動も出来ない、勉強もできない、リーダーシップもない。
ただの劣等生じゃないか。