もう女じゃないなんて、言わせない
「じゃあ……遠慮しない。」

次の瞬間、私の身体はベッドに押し付けられた

腕を掴まれ、脚を開かされ、まるで私という存在を隅々まで味わい尽くすようなキスと愛撫。

キスは荒く深くなり、舌が絡まるたび、喉の奥から甘い声が零れた。

「優香……お前が欲しくて、どうにかなりそうだった……っ」

「私も……悠真が欲しい……っ」

何度も、何度も、深く突き上げられるたびに、体の奥で熱が広がっていく。

愛されて、欲しがられて、壊されるように快楽の波に呑まれていく。

こんな夜を――私は、ずっと、待っていた。

何もかも剥き出しにして、理性も羞恥も超えて、ただひたすらに求め合う夜。

「優香の、全部俺のモノにする。」

耳元で囁かれる、低く、熱のこもった声。

その一言だけで、私は身体の奥がじんわりと濡れていくのが分かった。

「俺の優香……」

その呼び方に、胸がきゅっと締めつけられる。

ずっと欲しかった言葉。ずっと欲しかった場所。
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