√スターダストtoらぶ
「らぶ〜!」

「らぶ先輩っ!」

「高橋さん!」


皆が駆けつけてくれたのは連絡を受けてから10分たったくらいだった。

わたしは絵那に抱きしめられた。


「もぉ!心配したんだからー」


絵那の涙でじんわりと浴衣に水たまりが広がって行く。

そういえば絵那は昔から泣き虫だからあんまり心配させちゃいけなかったんだ。

すっかり忘れてた…。


「ごめんね。本当にごめん…」

「あぁ、それにしても良かった良かった」


わたしも鼻を啜りながら謝っていると絵那はピクッと頭を上げ、まるで突如現れたGを見るかのような不快感丸出しの瞳で尚悟さんを睨んだ。


「ちょっと!もしかしてあなたがらぶを攫ったんですか?!あたしの愛するらぶに何したんですか?!」


と絵那が言うと、


「えっ?そ、そういうことですか?!なら、ぼくも許せません!いくららぶ先輩が可愛いからって!」


やまりんも続いた。

そして、


「…謝って下さい」


辻堂くんまで。

3人から冷ややかな視線を浴びる尚悟さん。

このままでは尚悟さんが悪者にされてしまう。

わたしがちゃんと説明しなきゃと、慌てて口を開こうとすると、尚悟さんが先に話し出した。


「ごめんね、皆。自己紹介と事のいきさつを説明するね。実は…」
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