√スターダストtoらぶ
「お、来た来た!待ってたよ、らぶ」

「なんか絵那気合い入ってるね。その衣装も最高に占い師っぽくて良い」

「そ?ありがと。んじゃあ時間もないし、早速占っちゃいますか」

「よろしくお願いします」

「もちろん、恋愛についてだよね?」

「あぁ、まぁ…うん」


わたしが歯切れの悪い返事をすると、絵那はニヤリと笑ってこっちを見た。


「良いこと教えてあげようか?」

「えっ?何?」


わざとらしく水晶玉に似せたエセガラス玉をなぞる絵那。

魔女系のファンタジーアニメを見て育った我々にはこれに抗う術がない。

やってしまいたくなるし、わたしも機会があればやりたい。

そんな高揚感と変な緊張とで胃がシクシクしてきたところで絵那が口を切った。


「運命が動くのは今夜。帰り道、あなたは運命の人と出逢うでしょう」

「えっ?こ、今夜?帰り道?」

「そう。あたしの占いにはそう出てます。結構当たるんですよ、奥さん」

「いやいや、奥さんじゃないけど…」


絵那に占いの力があるとは思えないから、何か根拠があって言ってるのだろうけど、イマイチそこも読み取れない。

仕方ない。

今夜を待つしかないか。

一体何が起きるのだろう。

わたしの運命はどこに?

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