√スターダストtoらぶ
「今日さ、俺の…誕生日なんだ」


キミは俯いたまま。

分からないなら分からないままでいい。

怖いなら怖いままでいい。

そのまま聞いていてほしい。


「だから1つだけお願い聞いてもらってもいい?叶ったら帰るから」


俺はキミの手を払い、しゃがみ込んだ。

木々がそよそよと音を立てる。

公園の向こうから酔っ払いのサラリーマンの陽気な鼻歌が耳に入る。

1つだけ。

たったひとつだけのお願い。

一生に一度のお願い。

そんな風に言ったら、

キミは何て答えるだろう。

少しくらいこっちを見てくれるかな?

ちっぽけな自尊心と

淡い期待を

ぐちゃぐちゃに混ぜて

俺はキミの水面に落とした。


「あんまりしつこいと困らせるだけだと思うから、今日で最後にする。俺の想いを聞いてほしい。それが、最後のお願い。高橋さん…俺はキミのことが大好きだ。俺にとって特別な日にキミに会えて、ほんと…嬉しい。何もしてくれなくても、何も言ってくれなくても、ただこうして顔を見られるだけで胸がいっぱいになる。そんな大切な人に会えただけで、俺生きてて良かったって思えた。俺の大切な人になってくれてありがとう。ありがとう…らぶ」
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