甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


もうダメだ、千紘くんの言葉が理解できなくなってきてる……。どっちかっていうと、思考か。

……なに、なんでそんなこと言うの!?


「してくれないんだ?じゃあこのままで」

「そ、それはだめっ」

「じゃあ、あーんして」

「分かった、分かったから……!!」


もー、なんで私も言いなりになっちゃうかな。

でも、このままだと変になっちゃいそうだし……っ。


「約束な」

「っ、分かったよ……」


私の腰に回っていた腕が、ようやく解放された。

思わず、ほっと息をはく。


「千紘くん、寝ててよ……!?」

「仕方ねえな」

「仕方ないじゃないっ、安静にね……!」


千紘くんの方を振り向かずに、急いで部屋の外に出る。

その扉を閉めたところで、一気に脱力した。


なにしてくれてんの……っ!

あんなの、初めてだった。
なんだか妙にぞくぞくして、でももっと触ってって思った。

……なんなんだろう、これ。


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