甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


っ、とにかく!おかゆつくらなきゃ!


キッチンへと向かって、急いでおかゆをつくる。
……よかった、さすがにご飯は炊いてあった。

炊飯器の中身を見て、ほっと息を吐く。
なかったら、家で作る羽目になってたもん。

そして出来上がったそれを手に持って、千紘くんの部屋に持って行った。


「……千紘くん、できたよ」


そう言いながら、そのドアを開ける。

千紘くんは、私が忠告した通りちゃんと横になっていた。
だけど、その瞳は私をとらえるなり、むくっと起き上がる。


「……ん、ゆあ」


千紘くんの近くにかけよって、床に私は軽く腰かける。

千紘くんは、私が手にするおかゆを見て、目をきらんと輝かせた。


「……うまそう」

「本当?よかった」


そのおかゆを、私は千紘くんへと差し出す。

……一旦、忘れたふりでもしとこう。
ほら、千紘くんが忘れてる可能性あるし。
ね、大人しく食べてくれるかもしれないよ、自分で。

そう思ったけど、千紘くんはそんな私を見て、唇を尖らせて。


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