甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


それからというもの、私たちはよく一緒に遊ぶようになった。

ちーくんが公園に来るのは、だいたい三日に一回くらい。
休日はほぼ毎日来てくれたのもあって、休日がもっと楽しみなっていた。

だけど、ちーくんとは幼稚園だけじゃなく、小学校も別々だった。

小学一年生のときなんかは、『ちーくんがいないならがっこういかないっ』と駄々をこねたこともあったっけ。


『ちーくん!』

『ゆんちゃん。きょうははやいんだね』

『うんっ。がっこうがね、いつもよりはやくおわったの』


いつもはちーくんの方が来るのが早い。
私の学校より、終わる時間が少しだけ早いからだ。

この日はたまたま、私の方が早く終わった。多分、午前中だけだったんだと思う。


その日も楽しく二人で遊んでいると、突然、泥団子がこちらに向かって投げられた。


『ぎゃあっ、なに、これ!?』

『……いたっ』


ちーくんのそんな声に驚いて、彼の方を見ると、ほっぺに泥がついていて。


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