甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
***
「きゃああああっ!!!」
休み時間になるたびに、廊下から聞こえてくる悲鳴。
……これも、日常茶飯事になりつつある。
「わ、瀬良くん今日もすごい人気だね……」
「ね、大変そう」
羽衣の言葉に相槌を打つ。
入学してから早一週間以上が経つ。
そして瀬良くんの人気も、日に日に上昇している。
「見て見て、瀬良くんだよ!」
「相変わらず美しい……」
「あ、今笑った……!?」
「破壊力やば……、スクショしたかった……」
と、私のクラスの女の子たちも瀬良くんに魅了されている。
……でも、その人気はこの学年だけにとどまらず。
「あ、いたー!瀬良くん!!」
「待って、初めてお目にかかれたかも」
「うっわ、思ってたよりもイケメン……!!」
二、三年生の先輩たちもが、瀬良くんを見に来るほどなのだ。
それも、女の先輩だけでなく。
「あれが瀬良千紘……」
「確かにイケメンだわ……」