甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


***


「きゃああああっ!!!」


休み時間になるたびに、廊下から聞こえてくる悲鳴。


……これも、日常茶飯事になりつつある。


「わ、瀬良くん今日もすごい人気だね……」

「ね、大変そう」


羽衣の言葉に相槌を打つ。


入学してから早一週間以上が経つ。

そして瀬良くんの人気も、日に日に上昇している。


「見て見て、瀬良くんだよ!」

「相変わらず美しい……」

「あ、今笑った……!?」

「破壊力やば……、スクショしたかった……」


と、私のクラスの女の子たちも瀬良くんに魅了されている。


……でも、その人気はこの学年だけにとどまらず。


「あ、いたー!瀬良くん!!」

「待って、初めてお目にかかれたかも」

「うっわ、思ってたよりもイケメン……!!」


二、三年生の先輩たちもが、瀬良くんを見に来るほどなのだ。

それも、女の先輩だけでなく。


「あれが瀬良千紘……」

「確かにイケメンだわ……」


< 21 / 213 >

この作品をシェア

pagetop