甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


結局何もできずにあわあわしていると、瀬良くんがこちらに腕をのばしてきて。


「え……」


瀬良くんは、私の腕をつかんだかと思うと。

自分の方へと、私を引き寄せた。


「ひゃ……!?」


えっ、ちょ、なにこれ……!どういう状況……!?

気が付いたら、瀬良くんとソファに横になっていて。
瀬良くんの胸に顔をうずめて、ぴったりと密着している状態に。

しかもソファだから、余計に狭い。


「ね、ねえ、瀬良くん……!」


状況を理解するたびに熱くなる頬と、速くなる鼓動。

私はこんなにあたふたしているのに、瀬良くんは寝息をたてている。


え、寝てる……!?寝ぼけてるの……!?


自力でソファから下りようとするけど、背中に回った瀬良くんの両腕は、私をがっちりとホールドしている。

その力に私がかなうはずもなく、びくともしない。


ど、どうしよう……!

とりあえず、瀬良くんに起きてもらうしかないよね……!?


「せ、瀬良くん……!起きてよっ、離して……!?」

「んん……っ」


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