甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
恥ずかしさから、顔がどんどん熱くなっていく。
え、ど、どうしよう。
心の中にとどめておいたはずなのに……!!
「ご、ごめんなさいいいいっ」
「いや、別にいいんだけど、ただ……」
そこで瀬良くんは言葉をくぎる。
……と思いきや、私の方に腕を伸ばしてきて。
驚いたのも束の間。
私は優しく瀬良くんの方に引き寄せられて、その胸のなかにすっぽりと収まってしまった。
「えっ、な、なにして……」
鼓動が速まって、頬も熱くなっていく。
その胸にうずめられて、瀬良くんの表情……いや、顔すらも見えない。
「かわいかった、っていうか、心臓持たない、から……」
「……っ!」
「勘弁してよ、椎葉さん」
頭上から聞こえる、そんな甘い声。
その言葉の意味を理解した瞬間、ぽんっと顔がより熱くなった。
……瀬良くんも、そんなふうに思ってるの……?
どうしよう、そんなこと言われたら、余計にドキドキしちゃう。
「ちょっと、一旦、離してくれる……?」