シンユウノススメ
「貯金してるの」
「貯金?」
「うん。麦ちゃんに貰ったお金、全部貯金してるんだ」
ムギがあげた物、気に入らなかった?お金を渡しても何も買ってるように見えないし、なんで?
メイちゃんに、堪らずそう訊いた時だった。
ムギが間違っているのかな。メイちゃんは迷惑なのかな。ムギのこと嫌いになっちゃうのかな。
そんな不安がぐるぐるとムギの思考を取り巻いていたけれど、メイちゃんはそう言った。
「何か大きな物が欲しいの?」
「違うよ。お金がいっぱい貯まって、私達がもっと大きくなったら麦ちゃんとどこか旅行に行きたいなって思って」
「えっ、ムギと?」
「うん。ていうか麦ちゃんのお金なのに勝手に貯金してそんなこと言ってごめん…。ムカついたならすぐに全額返すから」
「ムカついてなんかないよ!すっごく嬉しい!あれはメイちゃんにあげた物なんだからメイちゃんの自由にする権利があるんだよ。それをムギの為に貯金してくれてるとか…ムギ、本当に幸せ!」
「貯金?」
「うん。麦ちゃんに貰ったお金、全部貯金してるんだ」
ムギがあげた物、気に入らなかった?お金を渡しても何も買ってるように見えないし、なんで?
メイちゃんに、堪らずそう訊いた時だった。
ムギが間違っているのかな。メイちゃんは迷惑なのかな。ムギのこと嫌いになっちゃうのかな。
そんな不安がぐるぐるとムギの思考を取り巻いていたけれど、メイちゃんはそう言った。
「何か大きな物が欲しいの?」
「違うよ。お金がいっぱい貯まって、私達がもっと大きくなったら麦ちゃんとどこか旅行に行きたいなって思って」
「えっ、ムギと?」
「うん。ていうか麦ちゃんのお金なのに勝手に貯金してそんなこと言ってごめん…。ムカついたならすぐに全額返すから」
「ムカついてなんかないよ!すっごく嬉しい!あれはメイちゃんにあげた物なんだからメイちゃんの自由にする権利があるんだよ。それをムギの為に貯金してくれてるとか…ムギ、本当に幸せ!」