シンユウノススメ
メイちゃんの様子を見に行こうと、薄いタンクトップの上にカーディガンを羽織った。
よく晴れていて気温が低いわけじゃないけれど、ムギ達が暮らす街より高い場所にあって、自然に囲まれているここは少しだけ涼しかった。
メイちゃんがまだ眠っていたらいいなって思った。
だって寝顔を拝めるチャンスだもん!
眠っているメイちゃんを見られることなんて学校では絶対無いんだから。
「メイちゃっ…」
ドアをノックしようと伸ばした手が止まる。
ドアがうっすらと開いていて、隙間から少しだけ中が覗けた。
木製のテーブルの上に荷物を広げているのか、それらを整理しているメイちゃんと、
そばに座って談笑しているナオくんが窺える。
二人の声もはっきりと聞き取ることができた。
よく晴れていて気温が低いわけじゃないけれど、ムギ達が暮らす街より高い場所にあって、自然に囲まれているここは少しだけ涼しかった。
メイちゃんがまだ眠っていたらいいなって思った。
だって寝顔を拝めるチャンスだもん!
眠っているメイちゃんを見られることなんて学校では絶対無いんだから。
「メイちゃっ…」
ドアをノックしようと伸ばした手が止まる。
ドアがうっすらと開いていて、隙間から少しだけ中が覗けた。
木製のテーブルの上に荷物を広げているのか、それらを整理しているメイちゃんと、
そばに座って談笑しているナオくんが窺える。
二人の声もはっきりと聞き取ることができた。