深夜一時、突然始まる宝探しゲーム
「こんな時間に女性一人で危ないですよ!」
「……わかってます」
「本当ですか!?」
「分かっているから、タクシーで帰るって嘘をついたというか……」
「馬鹿ですか! タクシー代くらい貸すのでちゃんと言ってください!」
先ほどまで意味不明な質問をして来ていた日野さんに真面目に怒られて私は普通に落ち込んでしまう。
「いや、そこまで金欠なわけじゃないですよ? ただタクシーも高いし、もうこの時間だし始発までウロウロしてても良いかなって……」
無駄に金欠を誤魔化したくて、言い訳じみた言い返しをしたせいで日野さんの顔が若干引き攣っている。
「何かあってからでは遅いのはもちろん警戒心が強くあることは大事なことで……」
どうしよう、何故かお説教モードである。
「……わかってます」
「本当ですか!?」
「分かっているから、タクシーで帰るって嘘をついたというか……」
「馬鹿ですか! タクシー代くらい貸すのでちゃんと言ってください!」
先ほどまで意味不明な質問をして来ていた日野さんに真面目に怒られて私は普通に落ち込んでしまう。
「いや、そこまで金欠なわけじゃないですよ? ただタクシーも高いし、もうこの時間だし始発までウロウロしてても良いかなって……」
無駄に金欠を誤魔化したくて、言い訳じみた言い返しをしたせいで日野さんの顔が若干引き攣っている。
「何かあってからでは遅いのはもちろん警戒心が強くあることは大事なことで……」
どうしよう、何故かお説教モードである。